歯ブラシ事故



先日、小児口腔外科学会誌が届いた。

歯ブラシによる外傷のケースが乗っていたので、情報を共有できればと思います。

歯ブラシによる外傷の受傷児は、2~5歳までが70%以上で、歯ブラシをくわえて転倒した症例が多いとの報告があります。

この例は不幸中の幸いで頬の粘膜のみでしたが、刺さった方向によっては中枢

神経や顔面神経の損傷、顔面動脈や内頚動脈の損傷を起こしたりします。

このような事故を防止するために歯ブラシが口の中で凶器になることもあることを保護者や子供を取り巻く諸関係者は知らないといけません。歯磨き中は周りにいる大人が注意を怠らないようにしましょう。