TEACCHプログラムについて



TEACCHプログラムは、1966年、アメリカのノースカロライナ大学精神科において確立された、自閉症児と家族への支援プログラムです。

これは、特定の技法ではなく自閉症児.者と家族への生涯にわたる援助、スタッフ教育も含めた包括的なものです。

その理念は一貫しており、9つの理念があります。

 

1.自閉症の特徴を理論に当てはめて理解するのではなく、実際の子どもの観察から理解する。

2.親と専門家の協力

3.子どもに新たなスキルを教えることと、子どもの弱点を補うように環境を変えることで、子どもの適応能力を向上させる。

4.個別の指導のためにアセスメントをおこなう。

5.構造化された指導を行う

6.認知・行動理論に基づく

7.技術を向上させながらも自閉症の障害を受け入れる

8.ジェネラリストとしての専門家

9.生涯にわたる地域に根ざしたサービスを行う

佐々木正美先生の自閉症のTEACCH実践などや内山登紀夫先生の著書を読んでみてください。

この9つの理念の理解が支援のためにとても大事だと思います。