自閉症スペクトラム(ASD)について



 

 先日、ある研修会でお話をする機会がありました。「食べること」についてでした。ASDのお子さんは偏食などの困り感があるので、何気なく「ウィングの三つ組み」知っていますか?知っている方?と挙手をお願いすると、だれもいないことに愕然としました。

 

 ASDの脳の特徴を持つ人は「少数派」、そうでない人は「多数派」なんです。「少数派」のお子さんを「多数派」の中で育てていくために、三つ組を知ることは、心強い切り口となります。

 吉田友子先生の「その子らしさを生かす子育て」、「あなたがあなたであるために」をぜひ読んでください。

 

自閉症スペクトラム(ASD)は、子育ての失敗やしつけではなく、脳のタイプです。でも、これは脳波やCT、MRIなどの検査でわかるものではありません。脳の発達の偏りで脳のタイプで、3つの特徴があるかどうかで判断します。

この3つの特徴を「ウィングの三つ組」といいます。

  • 社会性の質の特徴
  • コミュニケーションの質の特徴
  • イマジネーションの質の特徴

 

「三つ組」以外の特徴

  • 感覚の偏り
  • 身体の使い方の苦手さ

 

同時に見られる脳のタイプ

  • AD/HD
  • LD
  • チック

 

ブログが役立つと思う診断名

 アスペルガー症候群

 自閉症   高機能自閉症

 自閉症スペクトラム(ASD)

  広汎性発達障害  

 

三つ組みについて、数回に分けてお伝えしようと思います。