子どもを取り巻く環境について思うこと



地域で歯科医療を続けているといろな子供たちに出会う。

ある子どものことから、取り巻く環境について考えさせらえている。

私たち大人何をして、なにをみているのだろ。そんな時NLP教育コンサルタントの桑原珠美さんの「保健室から見える親が知らない子どもたち」という本に出合った。

その本の中で、今いろいろなことでもやっとしている私に、心にすとんと落ちるものがあった。

 受容と共感が大切と言われれば、感情を必死に受け止める

 ほめて育てることの重要性が叫ばれれば、意識してほめる

 自己肯定感が子どもの意欲を高めると聞けば、成功体験ができる配慮をする

 ○○心理学がブームになれば、それを学んで対応する

 食事は手造りで! 添加物は排除して!

 早寝早起き朝ごはん!

でもこれは、解決のための行動には至ってない。ほんとにそうだなと思う。

きめ細やかな対応とか、自信を持たせて自己肯定感をというと、とても耳障りはいいけれど何の具体的なことがない。

時として、行動ばかりに着目して何とかしようと、コントロールしてないか、ハウツーになってないか。

医療でもいえるよなぁと思う。

BLW、離乳食フィーダー、ブームになれば学んで対応。でも、そこには窒息の危険や、歯並びの問題などまったく無視した「はやりのもの」がある。それがSNSでどんどん発信されていく。解決ではなく将来の問題を抱えることになってしまうのだろう。行動ばかりに着目して、今だけのハウツーで行う関わりと何ら変わりはないのではと思う。

SNSの発信の中には医療関係者でさえ、インフルエンサーのようにフォロワーを増やし、私生活の写真をあげ、なんだろうかと思う様なものもある。

そういう人に巻き込まれ、一度嫌な思いをしたから、トラウマがあるからかもしれない。

正しいことを正しく発信する真摯な方々とくらべ、まるでふわちゃんのようなきらびやかな、耳触り、目障りの良いインフルエンサーに違和感を感じるのは私だけなのかなぁ。

古い人間なのかもしれないが、「医療もSNS上の商売になった」と思ってしまう。

あふれんばかりの情報から、本当に正しい情報を見極めるのが難しい世の中になった。

SNSに振り回される子ども達、医療情報の洪水に溺れてしまう大人、子供を取り巻く環境も私たちを取り巻く環境も

ネット社会で大きく変わってきているんだなぁ。