障害者歯科学会②



「子どもの育ちを支えるために-その理解と支援」   とても深い感銘を受けた。
 
子どもは自分の児童期を生きることしかできない。児童期を認識するのは大人のすることである。しかし、認識することにおいて何が優位を占めることになるのか。大人の観点か、それとも子どもの観点か。
 
時として、ご病気があったり障害のあったりするお子さんは、子どもの時代を生きることが許されていないような気がします。
辛い治療を受けたり、もの言えぬ、あるいは自ら動くことのできない子どもは、大人の与えるものを受け入れるしかありません。とても我慢している子たちは、子どもであることを許されていない気がするんです。
 
支援の中に、子どもの視点が本当にあるのか、私たちは考えなければならないととても思いました。
 
支援者の満足になっていないか、本当にこの子が納得したのか、この子の意思、思いを私はしっかり捉えているのか、自分に問いかけてみなければならないと感じました。