緘黙の方とのコミュニケーション

場面緘黙や緘黙の方は、ご自身の気持ちを口で伝えることが多々でも苦手です。

自分の意思で話さないと決めているのではなく、話す必要があっても話すことができないのです。要因の一つは不安や緊張。

「あなたの意思がはい握った手をぎゅっとしてね」と伝え、診療中は時々、手を握り「このまま続けて大丈夫? 痛くない?」と確認します。

話さないから困るよね、わからないよね、ではなく、困っているのはご本人。どうやったら意思を伝えられるか、どうやったらコミュニケーションが取れるか、医療者が考えることだと思います。