鍵を見つける



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Rくんには発達障害があります。見通しの立たないこと、初めての事、あるいはうーんと久し振りだったりすること、痛いとこがあって不安な時、治療に入るのが苦手です。
でも、これって、みんなそうじゃないかな?歯医者さん怖いところですから。

でも、私たちは経験したことは頭の中のディスクから取り出して、ああ大丈夫って思えます。

それが苦手なRくんには、ロックされたディスクから取り出すための鍵を見つけてあげましょう。
数字の大好きなRくん,鍵は数字です。
さぁ、一番の椅子に座ろうか。先生は何番にする?お姉ちゃんは何番?このお姉ちゃんは?

私は100万番でした?

たったこれだけのことで、待合室でぐずってたRくんはしっかりレントゲン撮って、治療して、お口のお掃除ができます。
お母さんもRくんもニコニコで帰りました。

発達障害。何にもできない、なんにもわからない、言ってもきかない、そんな子どもたちではありません。
私たち周りが理解して、鍵を探してあげましょう。